記憶の底
〜〜はじめに〜〜
今日の記事は暗いとか重たいのがウザかったり苦手な方はスルーして下さい。
今朝の京都は4度と真冬並の寒さでした。
最高気温も9度と一桁、4月も半ばとは思えないですね。
でも今日に限ってはそんな寒さがワタシには救いだった。
もう10数年も前の晴れて暖かだった4月15日という日。
兄のお誕生日がワタシの命日になってたかもしれない日。
自転車に乗るワタシを襲った車、逃げた加害者。
一命は取り止めたけど寝たきりの長い長い入院と辛く苦しいリハビリ。
退院後も思うように進まないリハビリに絶望し投げやりになっていた日々。
しばらくして訪れたぶんちゃんとの運命の出会いがワタシを救う。
大袈裟じゃなくぶんちゃんが心の支えになりもう一度リハビリへと導いてくれたのだ。
おかげで後遺症がありつつもかなり回復しました(主治医曰く奇跡的らしい)
ただ、何かのきっかけで事故の瞬間がフラッシュバックしパニック発作が頻度は減ったが今も出たりする。
PTSD、記憶は薄れてるはずなのに心に刻み込まれた深い傷。
今年は4月にはありえない寒さのおかげで、お薬の力を借りずとも憂鬱程度でなんとか乗り切れた。
何気ないふりをしながらも、実は毎年事故の日という事が頭の隅から離れない。
特にあの日と同じような天候だとお薬なしではいられないのだ。
今夜も乗り切ったといいつつもちっとも眠れない。
多分完全には消えることのない傷だけど向き合う事が少しは心のリハビリにもなるはずと書く事にした。
未だに家族を避けて過ごす日になってるけど、ほんとは笑顔でお兄ちゃんのお誕生日を祝いたい。
早く4月15日が家族にとってもワタシの事故の日じゃなく、兄のお誕生日の日と思えますように。